去る5月15日、出水音楽ホールで行われた「わたしが選んでうまれてきたよ」の講演会に会社の奥さんと二人で行ってきました。
講師は医学博士産婦人科医の池川明先生です。主催はサンsun助産院でした。
最初は育児のお話がメインなのかと思っていましたが、行ってみたらそうではなく「胎内記憶」が主なお話でした。
『胎内記憶』とは、読んで字の如く産まれてきた子供にお腹の中の記憶があるということです。
その話だけでも凄いことなんですが、池川先生がおっしゃるには、どうやら子供たちは自分が産まれる母体、すなわち自分で親を選んで産まれてくるということがわかったそうです。
詳しくはYoutubeに先生のお話が出てるので興味を持たれた方はぜひそちらをご覧ください。
なんにせよ、3歳(しゃべる年齢)~中学、少数では大人でも自分が胎児でいた時の記憶がある人がいるようです。
先生がインタビューをしている映像がありました。
(その内容は自主制作の映画もあります)
インタビューでは、子供たちが「お母さんのおなかの中はあたたかかった」とか「色は紫だった」とか、なかなか面白い答えをしていました。
どうかすれば空想話を聞いているようです。
けど、本人たちは嘘はいってないのです。
聞けばえ~?!となりそうですが、私はこういうのは別にあっても不思議ではないと思います。
世の中には解明されていない事はまだまだたくさんありますし、不思議体験も聞きます。
私自身はありませんが、うちのお客さんでも亡くなった故人が前の晩に挨拶に来たとか、不思議な現象を体験をしたという話を聞きます。
そう思ったら子供が胎児の時の記憶があるのは案外当たり前に思えちゃいます。
それに加えて先生の調べでは、なんと子供たちはお母さんの胎内に入る前はどこか空の上にいて、下を見下ろし自分の親となる人を物色しているらしいんです。
そこにはたくさんの赤ちゃんがいて赤ちゃん意外は大仏らしきんものがいるそうです。
そして自分たちでどの親にするか決めて産まれてくるらしいですよ~!
もうびっくり!!
凄くないですか?!我が子は望んで自分ちの子供になってくれてたとか…うれしすぎますよね!!
それだけでも私は深い絆を感じました。
先生は胎内記憶のある子たちにいくつか質問をしていて、その質問の一つに「どうして生まれてきたの?」と尋ねたそうです。
するとみんな「人のために役立つために」「お父さんとお母さんを助けたいから」という思いで生まれてきたと答えたそうです。
生まれる前に、空から見下ろしてどんな親かどんな家庭か、子供たちはすべてわかった上で生を選ぶらしいです。
家庭不和のうちに生まれてくる子も、障害を持って生まれてくる子も、流産で少ししかお腹の中にいられなかった子もそう。
子供たちの生命をきっかけに親となる私たちのために生まれてくることを望んでくるらしいです。
うまく説明ができないのですが、私たちは何のために生まれ何のために生き、何のために死ぬのか。
これは仏法哲学になると思うのですが、それぞれ生があるということは何らかの使命があるから生まれたんだという事の裏付けだと思います。
言い換えれば、生まれてきて無駄な人なんて誰一人いないということです。
『願兼於業(がんけんおごう)』=その姿、形に自ら望んで生まれてきた(願兼於業は、法華経法師品の文を中国の妙楽大師が「法華文句記」巻8で釈した言葉で、「願いが業を兼ねる」と読みます。)
悩みは自らの使命を果たすための原動力ではあって決して足かせや重荷ではない。生きる意味を明確にし、より良く生きようとする人生の力である
"運命"として受け入れることを"強要"するのではなく、主体的に自身の宿命を見つめ、とらえ直し、使命に変えていく。ここに、宿命を使命に転じ、一切の苦悩をも前進と成長の原動力とする視点がある。
これはある指導者の言葉ですが、マイナスをマイナスで受け止め終わるのではなく、マイナスをプラスに変えていく生き方。これに通じるものがあるなと私は思いました。
長く生きれば生きるほどの辛いことやきついことも増えます
けど、それを乗り越えた時には人生の深みも増していきます。
池川先生の話を通して、人が人らしく『生きる』意味を胎児の観点から改めて教えてもらったともいます
先生は産科医という立場でそれを一生懸命発信しているのだなと思いました。
今後も先生の活躍を応援したいと思いました。
またいつか、出水の地に講演に来られた時は是非皆さんも足を運んでみてください!(^^)!
今回は長めのブログになっちゃいましたがここまで読んでくださりありがとうございました。